【フリーランス夫婦が解説】脱サラとは?失敗・後悔例と成功するためのおすすめの方法【経験談】

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こんにちは、歯科衛生士・ママライターのミホです。今回は「脱サラ」についてです。

私も夫も、脱サラしてフリーランスになりました。私は元大学病院の歯科衛生士、夫は元一般企業の会社員です。子どもも2人いますが生活を続けられています。

フリーランス夫婦のプロフィール

  • 妻:大学病院歯科衛生士→脱サラしてフリーランスライター
  • 夫:会社員→脱サラしてフリーランス動画クリエイター
  • 子どもが2人

脱サラとは?

「脱サラ」とは?

【「脱サラリーマン」の略】サラリーマンをやめて、独立して商売や仕事を始めること。

参考コトバンク

サラリーマン自体をやめることを「脱サラ」と呼びます。単なる転職(=勤務先を変えるだけ)であれば、サラリーマン自体をやめるわけではないので「脱サラ」とは言いません。企業などに雇われる形で働くこと(=サラリーマン)をやめて、フリーランスになったり、起業したりすることを「脱サラ」と言います。

つまりサラリーマンをしながら、「雇われの身で働くのをやめたい」「自分で事業を立ち上げたい」などと思っている人が脱サラすることなります。

脱サラのメリット【経験談】

実際に脱サラしてフリーランスになり、感じているメリットは以下の通りです。

【経験談】脱サラのメリット

  1. 自分の好きな時間に働ける
  2. 日本・世界中どこでも働ける
  3. 通勤の必要が無い・満員電車に乗る必要が無い
  4. 努力した分だけ収入が増える
  5. 人間関係に悩まなくなる

【脱サラのメリット①】自分の好きな時間に働ける・休みを取れる

サラリーマンとして働いていると、9〜18時など勤務時間が決まっています。そのためどれだけ眠くても、どれだけ早く帰りたくても、決められた時間には出勤していなければなりません。

しかし脱サラしてフリーランスになると、そもそも勤務時間という概念がありません。何時に起きてもOK、何時に仕事してもOK。昼すぎまで寝て夕方から仕事を始めるなんてことも毎日できます。また勤務日という概念も無いので、「今日は仕事が落ち着いてるから遊びに行こう」「今週いっぱい休んで、来週まとめて仕事をしよう」なんてことも可能です。

特に私は子どもがいるため、「子どもが夜寝てから仕事をする」というのがデフォルトになっています。つまり日中は毎日子どもと遊んだり外出したりして、夜だけ数時間仕事をする日々です。
脱サラ前は9〜17時半勤務であるものの、通勤時間や化粧など準備にかかる時間を考えると、毎日7〜19時くらいが自分では操作できない拘束時間でした。それが今では「夜1〜2時間だけ仕事する」という感じなので、時間もかなり有意義に使えています。

【脱サラのメリット②】日本・世界中どこでも働ける

サラリーマンとして働いていると、会社の近くに住んで、必要に応じて出勤するという人も多いでしょう。

脱サラしてフリーランスになると、「勤務先」という概念が無くなります。そもそも私は自宅で働きたかったのでフリーランスになりました。そのため自宅で働いていますが、人によってはカフェやコワーキングスペースで仕事するなど、その日の気分に合わせて仕事場を決めることができます

これは言い換えれば、日本・世界中どこからでも働けるということです。脱サラした後の働き方にもよりますが、Web系のフリーランスであれば、パソコン1台あればどこでも仕事することができます。物価の安いアジアへ移住し、必要なときだけ日本に帰ってくるというフリーランスもいます。

実際に私は脱サラしてフリーランスになり、地方へ移住しました

【脱サラのメリット③】通勤の必要が無い・満員電車に乗る必要が無い

首都圏などに住んでいるサラリーマンは、毎朝の通勤ラッシュにうんざりしている人も多いでしょう。近年は新型コロナウイルスの影響でリモートワークが推進され、通勤の必要が無いサラリーマンも増えてきました。脱サラしてフリーランスになれば、このような社会情勢や会社の事情に関係なく、通勤の必要がありません。

私は通勤の必要が無くなったことで、毎朝早起きして化粧をし、髪の毛をセットし、着ていく服を考える…という必要が無くなりました。これにより、毎月美容院やサロンへ行ったり、周りの目を気にして定期的に新しい服を購入したり…といった出費も無くなりました。もちろん交通費もかからなくなったので、脱サラする前より出費がかなり減ったと思います

【脱サラのメリット④】努力した分だけ収入が増える

サラリーマンとして働いていると、大幅に給料が上がるということはあまりありません。ほとんど仕事をしていない人と、努力をしている人が同じ給料ということも多いです。

しかし脱サラしてフリーランスになると、給料の上限は無くなります。努力次第で月に100万円稼ぐことも容易になることも。「1案件あたり〇〇円」というように、自分で給料や報酬のシステムを構築することができます。

【脱サラのメリット⑤】人間関係に悩まなくなる

サラリーマンとして働いていると、必ず誰かと仕事を一緒にしなければいけません。そのため人間関係に悩むことも多いでしょう。パワハラや陰口に悩むことも多いかもしれません。

脱サラしてフリーランスになると、基本的にすべて自分1人で業務を行います。職種や案件にもよりますが、少なくともサラリーマンのような「毎日誰かと顔を合わせる」ということはありません。

実際に私も脱サラしてフリーランスになり、脱サラ前に感じていた「人間関係の悩み」から無縁になりました

脱サラのデメリット【経験談】

逆に、実際に脱サラしてフリーランスになり感じたデメリットもあります。

【経験談】脱サラのデメリット

  1. いつ収入がゼロになってもおかしくない
  2. 実績がないと社会的信用が得られない

【脱サラのデメリット①】いつ収入がゼロになってもおかしくない

なんといっても脱サラのデメリットは経済面かと思います。日本の企業では「突然クビになる」ということはほとんど無いため、「勤務さえしていれば(=企業に属してさえいれば)お金がもらえる」と言っても過言ではありません。

しかし脱サラしてフリーランスになると、収入は自分の努力次第です。逆に言えば、常に努力をしないといつ収入がゼロになってもおかしくありません。クライアントと契約し、継続して稼げる案件を得られたとしても、企業側の事情等によって突然打ち切りになることも少なくありません。

【脱サラのデメリット②】実績がないと社会的信用が得られない

サラリーマンとして企業に属していれば、自分の仕事がどんなものであったとしても会社が社員を守ってくれます。

しかし脱サラしてフリーランスになると、自分を守るものは何もありません。フリーランスとしてどれだけ素晴らしい活動をしていても、それを実績として表せなければ信用されません。

この「社会的信用」は、無いことで「フリーランスとしての仕事が得られない」ということにもつながります。それだけでなくもっと広い意味では、クレジットカードの審査に落ちたりローンを借りられなかったりします。特にローンに関しては、脱サラしてフリーランスになって2〜3年は経っていないと審査は通らないことが多いようです。

脱サラで失敗・後悔した例【経験談】

私が実際に脱サラしてフリーランスになり、「失敗した」「後悔した」と思うのは以下のようなことです。

【経験談】脱サラしフリーランスになって失敗・後悔した例

  1. 初めのうちは周りから理解されなかった
  2. 確定申告が面倒
  3. 経済面への不安が精神的な不安定さにもつながる

【脱サラの失敗・後悔例①】初めのうちは周りから理解されなかった

私がフリーランスになったのは2019年、夫がフリーランスになったのは2020年。いずれもまだ新型コロナウイルスが出現していないときでした。そのため当時は「在宅ワーク」「リモートワーク」という働き方がまだ一般的ではありませんでした。

これもあって、「フリーランス?」「主婦やニートと何が違うの?」と言われることも多くありましたね。脱サラする前は大学病院に勤務していて、ブラック企業などとは無縁。「超ホワイト」な働き方をしていました。そのため特に両親からは、「本当に稼げるのか?」「将来や老後のことまでちゃんと考えているのか?」と心配されました。

しかし脱サラしてフリーランスになってからしばらく経ち、毎月一定の金額を稼げるようになり、少しずつ理解を得られるようになっていきましたね。

【脱サラの失敗・後悔例②】確定申告が面倒

脱サラしてフリーランスになると、毎年自分で確定申告をしなければいけません。

確定申告とは?

1年間の所得を税務署に申告し、所得税を納税すること。給与所得者(サラリーマン)の大部分は、会社が代わりに行なってくれるため自分で確定申告をする必要はない。

参考コトバンク

確定申告をするために、1年間の自分の収入・所得、経費などすべての出納を計算しなければいけません。これに加えて税金や納税の仕組みは本当に煩雑。毎年確定申告は億劫です。

【脱サラの失敗・後悔例③】経済面への不安が精神的な不安定さにもつながる

「脱サラのデメリット」で書いたように、脱サラ後のフリーランスはいつ収入がゼロになってもおかしくありません。収入を維持していくために常に努力が必要で、その不安が精神的な不安定さにつながる可能性もあると感じていました。

脱サラで失敗・後悔しにくいタイミングは?

脱サラしてフリーランスになる良いタイミングはいくつかあります。

脱サラして失敗・後悔しにくいタイミング

  1. 仕事で身体的あるいは精神的につらくなったとき
  2. 脱サラ後のためのスキル・貯金が得られたとき
  3. 年度末・ボーナスをもらった後

【脱サラで失敗・後悔しにくいタイミング①】仕事で身体的あるいは精神的につらくなったとき

脱サラ前に、仕事によるストレスや過労で身体的あるいは精神的につらくなったときは脱サラのタイミングです。ただ脱サラ後を考えるとそんな簡単にできない」と思う人がほとんどでしょう

実際に私も脱サラ・フリーランスになる前は、仕事によるストレス(人間関係)で精神的につらい時期がありました。ただ働き方は超ホワイトだったのもあり、「脱サラしたら収入が得られなくなる」という不安から退職できずにいました。また「大学病院勤務の歯科衛生士」は少し特殊なので、脱サラした後に就職先が見つかるかわからないという不安もありました。

しかし思い切って脱サラしフリーランスになってみて、今は「もっと早く脱サラしてフリーランスになれば良かった」とさえ思います。また日本には「失業保険」という仕組みがあるので、条件を満たせば脱サラ後も国からお金をもらえます。そのお金で生活費を工面しながら、今後の働き方を考えたり次の就職先を探したりすれば良いのです。

▼失業保険についてはこちらで簡単に解説しています。

【脱サラで失敗・後悔しにくいタイミング②】脱サラ後のための貯金・スキルが得られたとき

脱サラを考えているとき、もっとも良いのは脱サラ後のためのお金やスキルを用意しておくことです。「脱サラ後のためのスキル」とは、以下のようなものです。

脱サラ後のためのスキル

  • ライティングスキル → 脱サラ後にライターとして活躍できる
  • プログラミングスキル → 脱サラ後にエンジニアとして活躍できる
  • 動画編集スキル → 脱サラ後に動画クリエイターとして活躍できる
  • デザインスキル → 脱サラ後にデザイナーとして活躍できる

脱サラ前に副業を始められれば、脱サラ後のための貯金をしつつスキルもつけられます。ただ現在の勤務先が副業NGであることも。その場合は、脱サラ後を見越してスクールに通うなどスキルを確実につけておくと良いでしょう。プログラミングスクールや動画編集のスクールなどは多くあります。スクールによっては、卒業時に転職サポートをしてくれるところもあり安心です。

【女性専用】職種が決まらない・さまざまなスキルを見てみたい方におすすめ

女性で脱サラを考えている方であれば、27もの職種を定額で学び放題のSHElikesがおすすめです。「フリーランスにはなりたいけどどの職種が良いかわからない」という方や、「学んでみてから自分に合っている仕事を見つけたい」という方にぴったりです。

先ほど紹介したWebライターや動画編集、Webデザイン、マーケティングなどのスキルが学び放題なので、興味のある分野すべてに手を付けてもOKです。いまならWeb上でレッスンの無料体験が受けられます

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脱サラ後エンジニアを目指す方におすすめのスクール

エンジニアとはシステムやサービスの構築・開発を行なったり、プログラミングを行なったりする人のことを言います。需要が高く案件数も豊富で、フリーランスの中でも比較的給料・報酬が高いです。ただ専門的な知識・技術が無いと何もできないため、フリーランスエンジニアになるためには独学で学ぶか、企業などで経験を積んでからフリーランスになる(=独立する)必要があります。

「フリーランスとして早く稼げるようになりたい」「プログラミングに興味がある」という方は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。私は現在独学でプログラミングを再勉強中ですが、やはり独学では限界があると感じることも多いです。プログラミングスクールであれば先生がいるので、未経験・初心者でも安心です。

「プログラミングスクールっていくらかかるの?」という方におすすめなのがprogrammer collegeです。programmer collegeは完全無料のプログラミングスクールで、レッスンだけでなく就活支援まで手厚くサポートしてくれるのが嬉しい点です。なぜ完全無料?怪しくない?と思いましたが、企業から協賛金を募ることで無料スクールが実現しているそうです。

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脱サラ後動画クリエイターを目指す方におすすめのスクール

「動画クリエイター」とは、動画の編集・加工をする仕事です。私の夫はフリーランスの動画クリエイターとして活動しています。例えばクライアントから元となる動画を受け取り、それにテロップ(文字)を入れたり音楽を付けたりなどですね。YouTubeの動画をイメージするとわかりやすいでしょう。

YouTubeに上がっている動画は、そこに出ている人が編集も行なっているとは限りません。なぜなら動画編集は多くの時間・労力がかかる作業だからです。そのため撮影は自分で行い、編集はフリーランスの動画クリエイターに依頼するというYouTuberも少なくありません。

動画編集の仕事は、YouTubeの動画に限らず企業がプロモーションのために作成する動画、結婚式で流す動画などさまざまです。5Gの時代に入り、説明や広告などに動画を用いる企業も増えています。また動画編集の作業に伴い、撮影を行うカメラマンを兼任するフリーランスもいます。

「フリーランスとして早く稼げるようになりたい」「動画編集に興味がある」という方は、動画編集に特化したスクールに通うと良いでしょう。「クリエイターズジャパン」は動画編集に特化したスクールですが、「レッスンは1日1時間」という隙間時間を活用しながら学べます。「会社から帰ってきてすぐの時間を利用する」「夜寝る前の時間を利用する」「休日の時間を利用する」など自由なので、脱サラ前の人にぴったり。最短1ヶ月で動画クリエイターを目指せます

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脱サラ後デザイナーを目指す方におすすめのスクール

デザイナーとは文字通りデザインをする仕事で、例えばホームページ全体のデザインやレイアウトを考案します。もちろんセンスが必要とされますが、最近はデザイナーのための講座やスクールなども多くあり、基本を学べば未経験・初心者でもフリーランスデザイナーになることができます。

「フリーランスデザイナーになりたい」「Webデザインに興味がある」という方は、オンラインのデザインスクールに通うことをおすすめします。少し前までは、デザインスクールに通うのに数十万円かかることも多くありました。しかし「WEB食いオンラインスクール」であれば、月額10800円。入学金が別途かかるものの、卒業まで最短3ヶ月とされています。月額制なので、向いていないと思ったら好きなタイミングでやめられるのも安心ですね。

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【脱サラで失敗・後悔しにくいタイミング③】年度末・ボーナスをもらった後

脱サラ後のための準備がある程度できている、あるいは「いつでも良いから脱サラしたい」という方であれば、年度末のタイミングやボーナスをもらった後に脱サラしましょう。会社にとってもキリの良いタイミング(年度末など)であれば、良い印象を与えたまま脱サラできます。周りからのイメージが気にならないなら、もらえるお金をもらってから(ボーナス支給後)脱サラしましょう。

脱サラで成功する方法【経験談】

「脱サラしてフリーランスに誰でもなれるのか?」「フリーランスの仕事は未経験・初心者でもできるのか?」という質問に対して、実際にフリーランスとして活動している私たちは、自信を持って「YES」と答えます

なぜなら私は元々歯科衛生士で、Web系なんて全く関わったことのない分野でした。歯科衛生士として働いている頃は、自分が将来Web系のフリーランスになるなんて一度も思ったことはありませんでした。もちろん「ライター」という言葉も知らなければ、Webに関する知識・経験もほとんどありませんでした。それでも現在はフリーランスのWebライターとして、子どもを育てながら生計を立てられています。

私だけでなく夫も同じです。夫は元々一般会社員で、動画に関係する仕事をしていたわけではありません。「動画編集の作業がおもしろそうだな」という気持ちから動画クリエイターになり、今ではフリーランスの動画クリエイターとして多くの案件を抱え、稼いできてくれています。

脱サラしてフリーランスとして成功するためには、どの職種であっても技術力があれば目指すことができます。ここで言う「技術力」とは、生まれもったものではなく努力や経験で得られることも多いです。

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Posted by miho