【還暦祝い】還暦の由来をわかりやすく!祝うのはいつ?タイミングは?
そもそも還暦とは?
「還暦」を知るときに関わってくるのが
✔︎十干(じっかん)
✔︎十二支(じゅうにし)
この2つです。文字面も似ていてややこしいですね・・・
十干(じっかん)とは
古代中国で生まれた、数の数え方です。
十干(じっかん) |
こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 |
十二支=干支(えと)ではない!
十二支はみなさんご存知の通り、
十二支(じゅうにし) |
ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 |
これですよね。
現在日常的に十二支=干支(えと)として使われていますがこれは間違い。本来十二支は時刻や方角を表すものです。またこちらも古代中国で生まれた干支(えと)は、年・日を表すものです。
十二支 ≠ 干支
十二支・・・時刻、方角を表す
干支・・・年、日を表す
以上を踏まえると以下の図の意味がわかると思います。
<十二支の図>
「干支」は十干と十二支の組み合わせたもの
そして、先述の「数の数え方」である十干と、「時刻・方角」である十二支を組み合わせたものが干支です。
十干 + 十二支 = 干支
十干・・・数の数え方
十二支・・・時刻、方角を表す
干支・・・年、日を表す
なかなかややこしいですが何となくおわかりでしょうか?
十干、十二支、干支の違いがわかったところでやっと還暦の話に戻ります。
60歳で干支が一巡する
十干(数の数え方)と十二支(時刻・方角)をそれぞれ組み合わせていくと、組み合わせの数(=干支の数)は60にも及びます。
つまり60年で60種類の干支が一巡(一周)するので、人間は生まれてから60年経つと「生まれたときと同じ暦に還る」→「60歳で還暦」と呼ばれるようになりました。
還暦祝いをするタイミングは?
本来、還暦祝いは数え年(満61歳)で行うものですが、最近は60歳の誕生日というわかりやすいタイミングで祝うのが主流なようです。
また、父親や母親の還暦祝いの場合は、お正月やGW(ゴールデンウィーク)だと親戚みんなが集まりやすくて良いでしょう。一般的に還暦祝いはこのタイミングでないといけない、という決まりはないので、みんなが集まりやすいタイミングを選びましょう。