【流産の確率】時期・週数・年齢別まとめ。妊娠初期は注意が必要?
こんにちは、歯科衛生士・ママライターのミホです。今回は「流産の確率」についてです。
全妊娠における流産の確率
妊娠全体における流産の確率は、およそ15%とされています。ただこれは、10代、20代、30代、40代以降、自然妊娠、体外受精などすべてを含めた妊娠のうちの15%です。
なお妊娠22週(6か月)以降に赤ちゃんが亡くなった場合は、流産ではなく「早産」として扱われます。
時期・妊娠週数別の流産の確率
妊娠中は、以下のように3つの時期に分けられます。
- 妊娠初期(妊娠1〜4ヶ月)
- 妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月)
- 妊娠後期(妊娠8ヶ月〜)
それぞれの時期に分けて流産の確率を解説します。
①妊娠初期の流産の確率
妊娠1〜4か月(0〜15週)は妊娠初期と呼ばれます。妊娠初期における流産の確率は時期・週数によって大きく異なり、以下のようになっています。
妊娠初期の時期・週数ごとの流産の確率
- 〜妊娠11週(3ヶ月):前期流産/全妊娠の13〜14%
- 妊娠12〜21週(4〜6ヶ月):後期流産/全妊娠の1〜2%
妊娠11週(3ヶ月)までに起こる流産は「前期流産」、妊娠12〜21週(4〜6ヶ月)に起こる流産は「後期流産」と呼ばれます。
なお妊娠全体における流産(全体の15%)のうち、ほとんどが妊娠11週(3ヶ月)までに起こっています(=前期流産)。
前期流産は赤ちゃんの染色体異常などによって起こるため、言い換えれば妊娠した時点で前期流産が決定しています。ママがどれだけ頑張っても医師であっても防ぐことはできず、治療法はありません。
それに対して後期流産は、ママが安静にすることで防げることがあります。後期流産は前期流産と違って、ママの身体に異常が起きているために生じることが多いです。仕事が忙しすぎること、過度のストレスを感じていることなどが後期流産につながることもあります。
なお妊娠中に葉酸を摂取することは、流産のリスクを下げるとされています。葉酸はブロッコリーやアボカドなどに多く含まれますが、十分な葉酸量を摂取するには毎日ブロッコリーなら90さや、アボカドなら3個を食べなければいけません。妊娠中の10ヶ月間、毎日そのような食生活を送ることはかなり難しいですよね。
そこで便利なのが葉酸サプリです。毎日決められた数粒を飲むだけで、十分な量の葉酸を摂取することができます。
葉酸サプリは市販されているものも多くあり、ドラッグストアなどでも簡単に購入することができます。中でも「mitete」という葉酸サプリは、たまごクラブなどの有名な育児雑誌やテレビでも紹介された、8年連続口コミNo.1の葉酸サプリです。毎日飲むものなので、定期便を利用すると飲み忘れもなく毎回20%オフとなりお得です。
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②妊娠中期の流産の確率
妊娠5〜7か月(16〜27週)は妊娠中期と呼ばれます。そのうち、妊娠4〜6か月(12〜21週)に起こる流産は後期流産と呼ばれます。
妊娠初期に起こる前期流産と比べると、流産の確率はかなり低くなります。なお妊娠中期は一般的に「安定期」と呼ばれますが、安定期に入っても流産の確率はゼロではありません。
また妊娠4〜6か月(12〜21週)に起こる流産は後期流産と呼ばれますが、それ以降は「早産」として扱われます。
早産とは
早産とは正期産より前の出産のことです。妊娠22週で早産として赤ちゃんが生まれた場合、赤ちゃんは長期間新生児集中治療室での治療が必要となります。また早く生まれた赤ちゃんほど、後で重篤な障害が出現する可能性が高くなります。
参考日本産科婦人科学会
③妊娠後期の流産の確率
妊娠8か月(28週)以降は妊娠後期と呼ばれます。この時期は「早産」として扱われ、早産が起こる確率は全妊娠のおよそ5%です。
早産の原因はさまざまですが、ママの身体に異常が起きているがゆえ生じることが多いです。
妊娠時の年齢別の流産の確率
①20代前半の流産の確率
24歳以下で妊娠した場合、流産の確率はおよそ17%です。ただこれは10代の妊娠も含まれています。
②20代後半の流産の確率
25〜29歳で妊娠した場合、流産の確率はおよそ11%です。流産の確率から見ても、妊娠適齢期と言われるのはこれくらいの年齢でしょう。
③30代前半の流産の確率
30〜34歳で妊娠した場合、流産の確率はおよそ10%です。20代後半と流産の確率はほとんど同じですね。ただ30歳で妊娠するのと34歳で妊娠するのとでは、その確率は大きく変わってくるでしょう。
④30代後半の流産の確率
35〜39歳で妊娠した場合、流産の確率はおよそ21%です。30代後半になると流産の確率はぐっと高まり、5人に1人が流産という計算になります。
⑤40代以降の流産の確率
40歳以降に妊娠した場合、流産の確率はおよそ41%です。40代以降になるとさらに流産の確率が高まり、2〜3人に1人が流産という計算に。また妊娠時の年齢が上がるごとに早産の確率が高まるのも事実です。妊娠中に葉酸が足りないことは、流産や赤ちゃんの発育不全などの原因になることがあります。
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葉酸の欠乏が流産の原因になることも
妊娠初期には赤ちゃんの脳や脊髄のもとになる組織が作られますが、このときに多くの葉酸が必要とされます。逆に言うと、この時期に十分な量の葉酸が無いと先天異常が起こる可能性があるということ。また妊娠中に葉酸が足りないことは、流産や赤ちゃんの発育不全などの原因になることも。
では妊娠中に必要な量の葉酸を食事から得るには、どんな食材をどれだけの量摂れば良いのでしょうか。 妊娠中の1日に必要な葉酸を摂るには・・・
- 枝豆:およそ90さや
- アボカド:およそ3個
その他妊娠中は鉄分も必要であり、妊娠中の1日に必要な鉄分を摂るには牛もも肉およそ8枚、納豆12パックを食べる必要があります。妊娠中毎日この量を食べ続けるのは難しいですよね。
そのため妊娠中は、食事に気を遣うだけでなく葉酸サプリで補うよう言われることが多いです。葉酸サプリには葉酸だけでなく、鉄分やカルシウムなど妊娠中に必要な栄養素が多く含まれています。毎日続けることで、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を効率良く摂ることができます。
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妊娠中の流産の確率まとめ
流産の確率が高い妊娠初期は、何かと不安になってしまいますよね。ただ妊娠初期に起こる流産は、ママに原因がないことがほとんど。自分を責めたり、神経質になりすぎたりしないようにしましょう。